私は約1年半前に「MPI」という手法を作りました。レバナスやSPXLなどのレバレッジETFの売買で利益を最大化するための手法です。景気後退後から次の景気後退までの数年スパンの上昇相場を取りに行くことを目指します。上手く行けばレバレッジETFの逓増を伴う爆発的な上昇の恩恵を受けることができるため、大きな夢のある手法です。
具体的な手法としては、月足のMACDとパラボリック(どちらも初期設定)の両方が買いサインを出したときに買い、両方が売りサインを出したときに売るというものです。
今月からこの手法を部分的に取り入れます。
この手法の詳細は以下の記事で説明しています。
私は1年半前にこの手法を完成させていましたが、一度少額で試したきり実行することはありませんでした。これには理由があります。
それは、当時GVMTという個別株投資の手法の運用を開始しており、それに加えてMPIまで取り入れるとリスク過大になると考えたからです。
当時以下のように全世界株式のインデックス50%、GVMTによる個別株投資50%で資産運用を行っており、バックテストでは問題ないとはいえ、GVMTは始めたばかりで上手く行く確証はありませんでした。
そのため、GVMTの蓋然性がある程度確認できるまでは、この手法で運用する部分以外はかなり保守的に運用する必要がありました。さもなくば、最悪の場合個別株で全損して相場から退場することになりかねませんから。
そのため、この部分にはレバレッジを掛けない王道の全世界株式を充てることにしました。
これがポートフォリオにレバレッジETFを使う手法を加えなかった理由です。
斯くして1年半もの間、MPIは日の目を見ることはありませんでした。
しかし、ここ数ヶ月で状況が変わりました。MPIの制作後初めての買いサインが昨年6月頃に出た後、株価は現在まで順調に上昇して来ました。
少なくとも一度バックテストではなく現実で通用することが確認できたことで、MPIの信頼度は大きく上がりました。
それに加え、個別株取引の手法であるGVMTの方もとりあえずS&P500並みの運用ができており、全然ダメということはなさそうだということが確認できました。
そのため、MPIの運用を始めたいと考えた次第です。
どんな結果になるか楽しみです。