【保有銘柄】Novo Nordisk A/S【NVO】の銘柄分析

Novo Nordisk A/S

Novo Nordiskは糖尿病/肥満症分野でトップシェアを誇る製薬会社です。

売上構成は糖尿病患者向けのインスリンが2割、糖尿病治療薬と肥満症治療薬を兼ねるGLP-1製剤が7割となっており、この2分野で全体の9割を占めます。

全世界に収益基盤を持ちます。

インスリン

糖尿病患者は今後も増加すると予想されています。

Novo Nordiskはこの市場の1/3のシェアを誇り、トップシェアとなっています。

ジェネリックとの価格競争や各国の規制により、インスリン価格は低く抑えられています。

そのため、多額の資金を投じてこの市場に新規参入するインセンティブが働きづらい構造となっています。

また、Novo Nordiskはインスリンの改良を続けて特許を更新し続けており、特許にも守られています。

GLP-1製剤

GLP-1製剤は糖尿病治療にも肥満症治療にも大きな効果を発揮します。

特に肥満症に対する効果が注目を集めています。なんせついに本物のやせ薬が開発されたんですから。

肥満人口は糖尿病以上のペースで増加すると考えられ、有望な市場です。

この分野はNovo NordiskとEli Lillyの2社の寡占状態となっています。

Novo NordiskはSemaglutide、Eli LillyはTirzepatideの特許を保有しています。

これらは似た成分で、同じような薬効を持ちます。

Novo Nordiskは同じくSemaglutideを利用したCagriSemaとamycretinの発売を目指しており、さらなる薬効の向上を見込んでいるようです。

Eli Lillyも今後DulaglutideとLiraglutideを使った製品の発売を目指しているようです。

どの成分を使用したGLP-1製剤も市場は拡大していくと予測されています。

潤沢な収益

先述の参入障壁と市場の成長により、Novo Nordiskの利益率は非常に高くなっています。

ROEROAはどちらもかなり高い水準です。

Novo Nordisk株を買うべきか

これらの背景から同社の株価は右肩上がりで成長してきました。

個人的には、Novo Nordiskは今後も持続的な株価上昇を遂げると考えており、同社の株を保有しています。

参考文献:

https://www.gminsights.com/industry-analysis/glp-1-receptor-agonist-market

https://jp.tradingview.com/symbols/NYSE-NVO/financials-overview/

https://www.macrotrends.net/stocks/charts/NVO/novo-nordisk/roa

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