投資をするなら必ず踏むべき3ステップ

この記事では、「投資をするなら必ず踏むべき3ステップ」を紹介します。

投資をするなら必ず踏むべき3ステップ

  1. 生活防衛資金(現金)の確保
  2. 老後資金の確保
  3. 市場平均超えを目指す

1.生活防衛資金(現金)の確保

まずは生活防衛資金の確保です。

現金で保有し続けることになるので、これは現金に投資していることを意味します。

現金はインフレによって確実に目減りしていくのでできる限り持たないようにするべきですが、0にしてしまうと急な出費があった際に対応できなくなります。

そのため生活費の3〜6ヶ月程度の現金を必ず手元に置いておきましょう。

物価連動国債の活用

できれば、一部〜半分までを現金の代わりに物価連動国債として持っておくことをおすすめします。

物価連動国債は物価に連動して値動きする債券です。

投資信託で持っておけば、必要な時にすぐに売却できます(売却時に一時的に理論価格と乖離している可能性はあります)。

デフレが続いていた日本でも近年ではインフレが進んでいるため、インフレ対策をしていたほうが実質的には得をする可能性が高いと思われます。

2.老後資金の確保

次に老後に必要な資金(資産)を確保します。

現代ポートフォリオ理論に則って、全世界株式ファンド(ETFでも良い)に投資します。

資産の切り崩しを開始する必要が出てくる時期(例えば65歳の定年退職時など)まで、投資可能期間がどれだけあるか数え、そこから必要な投資額を逆算します。

たとえば現在40歳の人が65歳時点までに2000万円用意したい場合、投資可能期間は25年ですから、初期投資をせず積み立てのみを行う時、年利5%とすれば月々3万3600円の積み立てで実現できます。

全世界株式で年利5%は控えめな数字で、実際はもっと高いとされています。

不安であれば、年利3%で計算してみるとより確実でしょう。

この場合は4万4800円の積み立てで実現できます。

計算には以下のページが使いやすいです。

最初に一括投資に充てる蓄えがある場合は、複利の関係で積立額を大幅に減らせます。

その場合は別途計算してください。

必要額が分かったら、脳死でこの額を積み立てます。

20年以上投資期間があるならば、全世界の資産に投資した場合、(おそらく暴落が来てもそれまでに十分に株価が上昇しているため、)過去に元本割れを起こしたことがないというデータがありますから、投資期間が20年以上残っている方はより安心して積立ができるはずです。

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/attention/01/01_03.html

必要額を用意するだけの余裕がない場合は、それでも良いのでできるだけ多くの金額を全世界株式ファンドに積み立てて、それ以外の投資には一切手を出してはいけません。

必要額以上に入金力がある場合は、この次のステップに進みます。

3.市場平均超えを目指す

ここまでで急な出費に備え、老後資金を(ほぼ確実に)確保できたので、感情はともかくとして、合理的にはそれでも余ったお金は最悪全額擦っても良いはずです。

もちろん高確率で損すると分かっていることはしてはいけませんが、この段階になって初めて、安心して、冷静な心理状態でリスクとリターンが釣り合ったハイリスク・ハイリターンな投資ができるようになります。

具体的には、指数に低レバレッジをかけたり、個別株に投資するなどして市場平均を大きくアウトパフォームすることを目指します。

私自身の実際の例を以下で紹介しているので、良ければご覧ください。

準備中

まとめ

かなり理にかなった、堅実な考え方だったのではないでしょうか?

ぜひこれら3ステップを一つずつ踏んで合理的に資産を増やしてください。

それでは以上です。ありがとうございました。

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